工業用ロールの巻替・研磨・軸修理

ロール研磨建材・食品・印刷・製紙・繊維・フィルムを始め各種産業機械には、多種多様な ロールが取付られています。ロールの材質、硬さ等は、それぞれの用途や使用条件に応じて製作されています。ロールの特性に応じた最適な条件で運転されることで、最大の効果を発揮します。弊社は、各ロールメーカーとの間で長年培って来た経験と実績を生かし、お客様の抱える様々な問題の解決のご提案をさせて頂きます。お客様のニーズに応えるべく、常に新しい商品・技術を追求し続けます。

各種ゴムの種類と特性

ロールはさまざまな産業で幅広く使用され、その目的は多種多用です。ロールはそれぞれの使用目的・条件に最も適した材質を選定して、最良の条件で使用する事で、ロールの性質が発揮されます。

  • NR(天然ゴム):弾性、耐摩耗性、機械的物性に優れる耐熱性、耐油性、耐オゾン性に劣るタイヤ、靴、ホース、ベルト 他 一般的な工業用品に使われる。
  • SBR(スチレンゴム):NR(天然ゴム) より耐摩耗性、耐老化性、耐油性が良好NR(天然ゴム) より弾性、耐屈曲性、低温性が劣る。
  • NBR(ニトリルゴム):耐油性が非常に優れ、耐摩耗性にも優れる。耐候性、耐オゾン性、耐水性が劣る。耐油ホース、パッキンなどの耐油性を必要とされる工業用品に使われます。
  • CR(クロロプレンゴム):耐油性、耐候性、耐熱性に比較的優れている。耐水性、電気絶縁性が低い。
  • CSM(ハイパロン):耐熱性、耐薬品性、耐オゾン性、耐摩耗性に優れている。反撥弾性、耐寒性にやや劣る。
  • Si(シリコンゴム):耐熱性、耐寒性、圧縮永久歪み、食品衛生、電気絶縁性に優れる。耐摩耗性、引裂強さに劣る。ラミネーター他、圧着用ロールとして使われる。 価格が高い。
  • EPT、EPDM(エチレン、プロピレンゴム):耐候性、耐オゾン性、耐水、耐熱、電気絶縁性に優れる。耐油性に劣る。コーティングロールJなどに使われます。
  • FKM(フッ素ゴム):耐熱性、耐薬品性に最も優れている 耐溶剤性、耐候性に優れる。耐寒性に劣る。価格が高く、加工性も悪い。
  • UR(ウレタンゴム):耐摩耗性に非常に優れ、機械的性質にも優れている。耐熱性、耐水性に劣る。高荷重の搬送ロール 他に使われる。

ロール・研磨に関するご質問と回答

ロールの材質はどうやって決めれば良いか?
ゴムの材質は用途・性能を考慮して選ばなくてはなりません。各種ゴムの特性をもとに、使用されるゴムロールの目的・性能 により、選定しなければなりません。
ロールの研磨精度は?
ロールの研磨は金属と同様の方法で行います。ゴムが弾性体であり、金属に比べ熱膨張係数が大きいので金属なみの精度に研磨するは困難です。ロール直径絶対値は、原則としてマイナスすることは認めておりません。精度はT0.2m/mです。
ロールはどうやって保管すれば良いの?
ゴムロールを保管する時は、必ず軸部を支えて冷暗所に保管して下さい。長期保管の場合は、経時的な寸法精度の狂いや,ゴムの 表面に細やかなクラックが発生する場合があるので、使用前に一度研磨して下さい。(弊社協力工場には、ロール保管用のBOXも用意しております。)
ロールの軸が減ってしまった場合、修理は出来るの?
ベアリングや軸部に不良があると、ゴムの異常摩耗やクラックの原因となり、バランスの悪いロールは高精度の研磨が出来ずロールの寿命も低下します。 軸を修理し、ロールバランスを取る事が大切です。

ロールの揺れ改善のため、軸修理にも対応しています。

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ロールは回転体の為ロール材質に関係なく、ベアリング受けの部分がすり減ってしまします。当社では巻替えと同時に軸修理を提案しております。軸修理によって、ロールの揺れがなくなり、クラックなどの原因を極力抑える事ができます。